東千歳駐屯地所属第71戦車連隊実弾演習 in 北海道大演習場島松地区
第71戦車連隊で90戦車の操縦手を勤める友人の招待により9月3日の実弾演習の見学に参加させていただけることになりました。
当日は雨天が予想されていましたがそんなことを微塵も感じさせない空の下、電車とタクシーを乗り継いで9時半頃無事に東千歳駐屯地に到着。駐屯地には駐屯地祭で何度か立ち入ったことがありましたが、そんな賑やかな雰囲気とは真逆の緊張した空気を楽しみつつ集合場所に向かいます。
集合場所には隊員の家族の方たちが十人ほどすでに集まっており、唯一友人枠である自分自身に我ながらやや気まずさを感じつつそこで移動時間まで待機。ちなみに待機場所には菓子や飲み物を無料で用意してあり各自自由にいただいてました。
9時40分頃マイクロバスに乗り込み北海道大演習場に向かいます。北海道に演習場があるのは知っていたのですが、まさか自宅からそう遠くない場所にあるとは思いませんでしたね。どおりでよく射撃の音が聴こえるなと…。
大演習場に入ってからもバスで移動していたのですが道中で他の連隊が演習をしていたそうでトラップを模したテープがあちこちに張り巡らされ、カモフラージュを施された車両たちが待機しており大変見どころがありました。
そうこうする内に射撃場に到着、天候は相変わらず晴れているものの風が強く上着の類がないと厳しい寒さでありました。見学者には鉄帽(子供には軽量のヘルメット)と耳栓が配られますがこの配られた鉄棒の重いこと、本職の人たちはこんなものを被っているのかと感嘆させられます。
そして、遂に実弾演習が開始。内容については録画した動画共に軽く説明させていただきます。ただスマホを手持ちして撮影したため画質の悪さ、手振れの多さが目立ちますが悪しからず。
実弾演習その2(順不同) pic.twitter.com/eD1ofG89Zd
— 風ノ鷲 (@chyornyhoryol13) 2017年9月3日
赤の旗が弾薬が装填済みであることを示し、緑の旗が弾薬が取り除かれたことを示します。
実弾演習その4 pic.twitter.com/zO2cPAgobE
— 風ノ鷲 (@chyornyhoryol13) 2017年9月3日
機銃だけでもなかなかの迫力があります。
実弾演習その3(順不同) pic.twitter.com/YXfhHcTLiv
— 風ノ鷲 (@chyornyhoryol13) 2017年9月3日
左手から進入した2両が援護している間に右手の2両が追随する。
北千歳駐屯地所属第71戦車連隊実弾演習 in 北海道大演習場島松地区 pic.twitter.com/9PhxGneT2r
— 風ノ鷲 (@chyornyhoryol13) 2017年9月3日
今回の目玉と言ってもいい砲撃、耳を劈くような破裂が響く。車両との間は50m離れていましたがかすかに爆風を足元に感じました。
演習自体はこれで終わりでしたが隊員の方たちのご厚意で戦車の補給の様子を見させていただくことになりました。
弾薬を補給される90式戦車。
この時、招待してくれた友人と作業の合間に一言交し合いました。
この後、マイクロバスで東千歳駐屯地まで戻り、そこで南恵庭駐屯地祭の情報を聞きいたので、今度は駐屯地祭の方に向かうことに。交通手段はどうするかと思案していたところ、先ほどの見学でいらした家族の方に声をかけていただき、偶然目的地が一緒であったこともありそこまで送ってもらうことになりました。
以降は南恵庭駐屯地での写真となります。
96式装輪装甲車
92式浮橋
10式戦車
最新式であるためか他の車両よりも管理が厳重となっておりました。
90式戦車と10式戦車のツーショット(指が入っているorz)
90式戦車回収車
91式戦車橋
体験展示としてショベルカーやホイルローダーの体験試乗もありました。
隊員の方が隣で教えながら実際に操作することが可能です。自分が来た時間が遅かったこともありすでに受け付けは締め切っておりました。
そして、駐屯地祭といえば体験試乗ということで受け付けの方に向かったのですが残念ながら係員がおらず、間に合わなかったと思いつつもせめて走る姿をこの目に収めときたいと向かったところ、時間ぎりぎりにも関わらず受付なしで乗せていただきました。
96式装輪装甲車乗車体験 pic.twitter.com/AvFOkNUczC
— 風ノ鷲 (@chyornyhoryol13) 2017年9月3日
96式装輪装甲車の体験試乗
最高で時速50kmで走行しています。
90式戦車乗車体験 pic.twitter.com/BqEBITXZQ1
— 風ノ鷲 (@chyornyhoryol13) 2017年9月3日
90式戦車の体験試乗
1小隊規模で縦列走行する戦車が見られます。
ちなみに96式装輪装甲車並び90式戦車に体験試乗するのは今年で2回目となります。
対応していただいた隊員の方や親切にしていただいたご家族の方、そして今回の機会を与えてくれた友人には感謝の限りです。