戦車の中から

趣味や思ったことをうだうだと

そして、ガルパン

※劇場ガルパンの感想のまとめを見たい人は一番下までスクロールしてください。

成人式、中学の友人と過ごした少しばかりの楽しい時間も終わり、家路についた自分は思い出に浸りながら、眠りにつく…。

…とはならない、そうなってはならない
行かなければ、観に行かなければ、ガルパンを…。

出発は6:00、少しばかりの時間よりもさらに短い時間であるが準備をするには十分である。寝れないのは気になるところであるが…。

と言うわけ成人式から休みなしでガルパンを見るための小旅行へ出発です。
徹夜とかはよくする方なんですが大体この時間帯になると眠気があんまり無かったりするんですよね。後々辛くなるのですが。

7:10頃、予定よりかなり早めに駅に到着。眠気覚ましも兼ねて朝のコーヒーを嗜む。そういえば、昔はダメだったのに知らないうちにコーヒーとかを飲めるようになっていた、これが大人になるということだろうか。

7:40頃、出発時間が近づいてきたのでホームに降りる。雪が大してないくせに冷たい潮風が強く吹き付ける。ただ眠気覚ましにはちょうどいい。

ところで旅行とか行くときに知識はないけれどよく鉄道の写真を撮るのだが、帰ってきて撮った写真を振り返ったときにお前は一体どこに行ってきたのかとツッコみたくなってしまう。

撮影場所:苫小牧駅
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ホームに降りてから10分もなかったけれど自分としては豊作でした。

そして、自分の乗る車両はこれです。
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特急すずらんなのですが肝心のところで思いっきりタイミング逃した上にぶれてしまったorz。

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こういう、朝日が車窓に差し込むのっていいですよね。

駅に着くまでの間、モバイルバッテリーの充電をする暇がなく、残り容量が少ないのでスマホを休め、代わりににPSPを取り出し萌え戦をやる。
みんなも萌え萌え大戦争げんだいばーんやろう!(ダイマ)

途中、同じく札幌駅に向かう同志とリアル電車でD(残念ながら複線ドリフトはしなかった)をしてコンマゼロ秒の差で敗北し、無事到着した。

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出発前の無念はなんとか晴らした。
ところで高運転台車両っていいよね。

そして、JRから札幌市営地下鉄に乗り換える。
ちなみに一番好きな鉄道会社である。

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こういうの見ると幼少の頃を思い出す。

車両とかも撮りたかったんですが、暇がなくてあまりよく撮れなかったませんでした。

ちなみに札幌市営地下鉄の好きなところは、到着前のスズメ音と発射時のモーター音、車両間が遮られてなく奥の方まで視界が広がってるとこ、連結板です。全部、昔から好きな所でそのせいで昔を思い出して車両の中でウルッと来てしまったのは内緒だ。ところでスズメ音とモーター音はやっぱり昔と比べて音が小さくなってました。当たり前といえば当たり前なのですが、やっぱり寂しいものですね。

そして、電車を乗り継ぎ(全路線制覇しました)たどり着いたのはここ。
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北海道神宮です。

実のところこの日まで初詣に行っていなかったのですが、ガルパン観に行くならついでに旅行に行こう→初詣行ってなかったからついでに行きたい→じゃ、北海道神宮に行こうということで10日遅れでやっと初詣に行くことになりました。ありがとうガルパン、おかげでやっと新年を迎えられるよ!

ということで北海道神宮で一方的に願い事を押し付けて、おみくじ引いたりおみくじ引いたりおみくじ引いたりしました。
かなり大きな神社で生えてる木も樹齢100年ものかなと思わせられる位大きいものばかりでした。出店とかもやってて食べたかったんですが、同志に止められました。あと、円山動物園があってそっちにも行きたかったんですが、それも同志に止められました。

その後、市電に乗ろうということになったのですが同志がなにやら企んでるらしく、車両が来ては違うと言って見逃し、そしてまた来ては違うというのを繰り返してるうちにやっと来たのがこれ。
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雪ミク仕様の市電です。
同志が初音ミクを好きなのは前々から知っていたのですがまさかこれが目的だったとは。

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ちなみにこれが市電の新型車両。
初めて見たとき間違ってヨーロッパに来てしまったんじゃないかと思ってしまう位、シンプルでカッコイいデザインでした。

そして、突如始まる雪ミク仕様市電一周の旅、乗ると外側だけでなく内側にも、仕様らしきものがちらほら。それらを一通り見渡したところでまぶたを閉じて眠りについた。1時間近く乗るんだ。少し位寝たっていいはず…。

自分が熟睡してる間に市電の旅は終了、同志にたたき起こされ目が覚める。1時間も寝ると疲れや眠気が意外ととれるものだ。

この後は、軽くゲーセン巡り(UFOキャッチャーしかなかった)し、ラーメン共和国でラーメンを食べ、ネカフェで映画までの時間を潰した。初めてネカフェに行ったんですが、なかなか快適でした。

そして、ついに目的の映画館に到着。しかし、ここでトラブルが発生。チケットを買うために列に並んでいるとき、電子掲示板にイヤなものが映って居ることに気づく。ガルパンの欄の横に「×」の文字。念のためそれが何を指しているのか確認するため掲示板の端に目をやる。「 ×・・・売り切れ」。絶望した。この時の為に寝ずに来たというのに。プラウダに包囲された大洗の気分だった。この時点で自分は溜まった疲労と眠気により、志気がだだ下がり、半ば諦めモードに入っていた。だが同志は諦めなかった。とりあえず確認だけでもしよう。そう言う同志に内心諦めつつも従う。そしてカウンターにたどり着く。同志が席の空きを確認する。自分は諦めながらも答えを待つ。そして、…



あったのだちょうど2席の空きが。
おそらく、少しでも遅れれば無理だっただろう、増して諦めて帰れば尚更だ。まるでこれはプラウダ戦での大あr(以下略)。
ここで、劇場版をみる前に一つ戦車道に大事なことを教えられた。それは「最後まで諦めないこと」、プラウダに包囲され絶望的な状況にも関わらず、最後まで諦めなかったことで勝利を手にした大洗のように、最後まで諦めなかったことで自分たちは劇場版のチケットを手にすることが出来たのだ。そして、そんなに大事なことを劇場版をみる前から忘れていた自分がとても恥ずかしい…。

後は上映まで待つだけと思ったところにまたもやトラブルが発生。今まで耐えてきた眠気が急に襲ってきたのだ。さっきので安心したせいで安堵死のような状態になったのだろう。意識が途切れ途切れとなる。このままでは不味い。劇場版ガルパンで寝るようなことになってはまずいのだ。そうしてるうちに、上映の時間が近づき会場へと向かった。

これ以降はガルパンの感想と少しばかりのエピローグとなります。自分は知識も無いですし、面白い解説を挟むセンスもありませんので参考にならないと思いますがどうかよろしくお願いします。
まず、前で述べた眠気についてですが会場に入ってからスイッチが入ったのかどっかに行ってしまい、問題ありませんでした。視聴中も眠気の入る隙もありませんでした。
これから初めて劇場版ガルパンを見る人はあまりいないかもしれませんがそういう人向けに言うと、こういうアニメ原作があって、それの続編としての劇場版を観に行くとき、前もってその作品の原作を知っておかないと全く話しについていけない、みたいなイメージがあると思うのですが(自分もそう思って詰め込むように原作を視聴しました。)、そんな必要はありません。なぜなら、始めのほうで初めての人や少し原作を忘れた人向けに簡単なおさらいがあり、そして 、原作含め本作が最近の作品に多い変に凝った複雑怪奇なストーリー構成ではなく、まっすぐで単純明快なストーリー構成となっているからです。もちろん、原作を知っていればそれと交えてより楽しむことも出来ますが、決して知っていなければ楽しめない訳ではありません、むしろ劇場版をみた後に興味を持って原作を観るのもいいと思います。
そして、原作もそうですが全体を通して非常に小ネタが多いです。それでいてまったくしつこくありません。知っている人はもしかしてあれは○○何じゃないかとその度にクスリと来ますし、知らない人はあれは○○だったんだと視聴後に振り返る楽しさがあります。
後、相変わらず演出の迫力がありますし、アクション性が高いです。いないとは思いますが戦車と女子高生どちらにも興味は無いけれどアクションは好きという人でも楽しめるのではないでしょうか。
最後に細かいところを、個人的に一番クスリと来たシーンは一瞬ですが大戦略(噂によるとアドバンスド)のゲーム画面が1番クスリと来ましたね。劇場版で登場したキャラクターでミカというのがいるのですが、その子の声が妙に耳に残るなと思ったら、どうやら声優さんが能登麻美子さんらしく、通りで耳に残るわけだと独りでに納得しました。独特な声の持ち主ですよね。

と感想はこんな感じです。今年入って初映画となりましたが心の底から観に来て良かったと思わせられる作品でした。

映画も無事見終わり、後は余韻に浸りながらモスで軽い食事を取って、列車の時間まで同志と映画の話をしていました。ちなみに今回の旅行の計画は全て同志が計画してくれました。自分の帰りの列車もです。誘ったのは同志からですがこういう所は感謝し尽くしても足りないです。

そして、同志の方が先に来るのというのでホームまで見送り、そこで別れた。去り際に同志が言った楽しみにしといてという言葉に引っかかる所を感じながら自分のホームへと向う、するとそこには…



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素晴らしい素晴らしすぎる!
同志が言っていたのはこれか!
憎い憎いぞ、演出が一々憎いぞ同志!(褒め言葉)
ガルパンの思い出に浸っていたのが全て吹っ飛び、感情が再び沸騰。出発まで時間もある事だし、早速撮影会を始める。

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高運転台車両も好きだけどこういうのもいい、いいと思います!
そう言えば後から聞いた話だけれど、北海道新幹線の導入に従ってこの急行はまなす廃線になるとのこと、東京旅行の帰りに利用したこともあるのでショックだったなあ、そして恐らく急行はまなすに乗るのはこれで最後。なんか、最後の最後で妙にしんみりしてしまった。

一通り満喫した所で席に座る、そして起こるトラブル。強烈な眠気を襲われその場で意識を失う。目が覚めると列車は止まっている。嫌な予感が走る。思わず隣の人に確認する。「ここは苫小牧ですか?」ええそうですよと答えが帰ってくる。マズイ。慌てて列車を降りる。ホームに降り立つとまるで自分が降りるのを待ってたかのように急行はまなすは走り出し、闇の彼方へ消えていく。危うく青森まで行くところだった。眠っていたせいで余計に疲れてしまうとは。自分はその後、タクシーに乗り家に帰ると倒れ込む様にベットに潜り込んだ。

色々あったけれど昨日と今日でいい日だったな…。

最後に総括して一言
ガルパンはいいぞ」

散々使い果たされて今更な言葉だけど1度でもいいから言ってみたかっただけなんだ、許してくれ。